映画「マトリックス」3部作の感想|仮想現実世界から目覚めよ。



こんにちは、ヒカリです。


先日、尊敬する経営者の方に薦められて
映画「マトリックス」の3部作を見たので、
その考察をしていきたいと思う。



結論から言うと、


起業家として
必要不可欠なマインドを学べる
非常に良い映画だった。




私は日頃から、
成功者の人はなるべくしてなっている
と思っているんだけど、

それを体系的に考えさせられる
めちゃくちゃ勉強になる作品だった。



唯一無二の傑作

と言われる理由がすごく分かる。



ストーリー設定と展開、
哲学的な視点、信仰など、
どこか行き詰った現代社会に生きる私達に
強烈すぎるほどのメッセージを伝えている。


映像やアクションシーンも迫力あって、
マジでかっこいい。
20年前の映画とは到底思えない。


3部作を見てすぐに
この記事を書いているけど、
内容が深すぎるから、
いま興奮しまくっている。笑


で、また1から見たい。何度も見たい。
って思える作品になっている。



今回は、マトリックス3部作の
プチ解説をするとともに、
映画を見て学べることが
ものすごく多かったので
そのへんを考察していきたいと思う。



ちなみにあらすじ以外は、
ネタバレになるので注意です。


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では、やっていこう。


マトリックスのあらすじ


映画の内容は、人間VS機械の戦争。


主人公ネオは平凡な日々の中で、
現実世界を生きているのに
“夢の中を生きているような”
不思議な感覚をもっていた。

↓主人公ネオ




そんな時、モーフィアスという男性と


トリニティーという女性により、




いま生きている世界は
仮想現実であり、
コンピュータによって
操作され生きている。



という衝撃的な事実を知る。



映画タイトルの「マトリックス」とは、
この仮想現実空間を意味する。




その後、ネオはモーフィアスに、
青い錠剤を飲むか、赤い錠剤を飲むか、
という重要な選択を迫られる。


青い錠剤を飲めば、
真実を知らないまま
今まで通りのふわふわした生活に戻る。


赤い錠剤を飲めば、
真実を知り不確実な世界を冒険する。



ネオはこの選択で、真実を知るために
現実世界で生きることを決意して、
コンピュータの支配から人類を解放する戦いに挑む。



あらすじは、ざっとこんな感じ。



マトリックス(仮想現実世界)が作られた背景


はじめ、人間と機械は共存していた。

      ↓

しかし、後にロボットに自我が生まれ、
予期せぬ事件や対立が起きはじめる。

      ↓

人間がロボットを迫害しようとする。

      ↓

そしたら圧倒的に
ロボットが強かったため、
人間は機械のエネルギー源が
太陽であることから
核兵器によって太陽を雲で隠し、
世界を真っ暗にする。

      ↓

ロボットは自分たちのエネルギー源である
太陽がなくなることに危機を覚え、
人間を電池代わりにすることを決める。

      ↓

ロボットは、人間に夢を見させると
効率良く電力を得られることが分かり、
マトリックスの世界を構築する。

      ↓

人間に仮想空間を現実世界だと錯覚させ、
あたかも現実世界を生きている感覚を
ロボットがコンピュータによって作り出した。


この仮想現実世界を「マトリックス」という。



映画「マトリックス」が伝えたかったメッセージ


マトリックスが3部作をとおして、
一貫して伝えたかったことは


世界は自分で変えられる。
そして、その力はすでに自分が持っている。



ということだと思う。


仮想現実世界が本当にあるかないかは置いといて、
生まれた時から私たちは作られた社会で生きている。


今あたりまえに常識化していることも
WHYを追求していくと疑問だらけだ。


たとえば、ワクチン接種。

本来であれば人類は自然の力だけで
環境に応じて生きていけるはず。

なのに、なぜワクチンが必要なのか?


で、ワクチン成分について調べてみると
水銀やら命に危険を及ぼすものばかりだと分かる。



あとは、一日三食っていうのも、
食品業界によって作られた概念だ。


みんなが一日に食べる量が増えれば
当然、食品業界は儲かる。


けど、昔は三食なんて食べないでも
生き延びられたし、
食べる量が増えたことによって
肥満のような病気が生まれた。



他にも、
教科書の内容を聞くだけの学校の授業や、
よーいドンではじまる就職活動。


そして、一日8時間以上働く労働社会。


このような周りから外れずに
常識範囲で生きることが
正当化される風潮こそが、
仮想現実世界そのものを表していると思った。


みんな、どこか行き詰った世界で、
傷つくのを恐れて、引きこもるという
行動を自ら選んでいるように感じる。



マトリックスという映画の中で、
「選択」という言葉は
きわめて重要なキーワードの一つである。


主人公ネオは、
預言者オラクルという女性から
未来の予言を聞いてもなお、
「自分を信じる」という選択をする。


物事はすべて表裏一体であるように、
運命という言葉の裏には、選択がある。


つまり、
自分で選択して出した答えこそが
運命になるということを
預言者オラクルは伝えていた。



だから、物語の序盤、
モーフィアスとトリニティーは
ネオのことを
「きみは人類を救う救世主だ。」
と信じ切っていたが、

預言者オラクルには、
「あなたは救世主ではない。」
と言われ、ネオは困惑する。


で、結果的に、ネオは救世主だった。


これはどういうことかというと、
ネオはマトリックス1の最後の最後で、
自分が救世主だと信じることができたから救世主になった。


「救世主だった」のではなく、
「救世主になった」というのが
この物語全体を動かすガソリンになった。



私たちも日々の生活の中で
常に「選択」をして生きている。


スーパーで買い物をする時や
飲食店でメニューを頼む時、
週末なにしようかと考えたり。


しかし、その日々の選択の中で、
既存の常識に疑問を持って
自分が興味を持つことをやったり、
新しい世界を見たいと冒険心を
忠実に実行する選択をしているだろうか?


自分の目の前に映し出された世界を
ただ生きるという選択をしていないだろうか?


仕事の忙しさのあまりに、
自分が仮想現実世界にいることさえも
気付いていない人は多くいると思う。


もっと言うと、
真実を受け入れるのが怖く、
忙しい現実のために生きている人もいる。


つまり、だいたいの人が
青い錠剤を選んで生きているということだ。


けど、自分の本当に実現したい世界を
選択をしたとき、
新たな自分に出会うことができる。


映画マトリックスでは、
ここで出会う覚醒した自分こそが
真実なのだという強いメッセージがある。


仮想現実世界という腐敗した現実を知ってもなお、
自分の道を生きて行くという選択をすれば道は開ける。



というのが、
この映画が最も伝えたかったことだと私は思う。





マトリックスの奮い立たせる名言



映画マトリックスには人生において
めちゃくちゃ勉強になる名言が
たくさん出てくる。


ぜんぶ紹介すると多すぎるので、
私が最も好きなセリフだけ紹介する。


Don’t think you are, know you are.


What are you waiting for? You’re faster than this. Don’t think you are, know you are.

何をしているんだ?お前はもっと速い。
速く動こうと考えるな、速いと知れ。


これ超好き。

マトリックス1で、
ネオがモーフィアスと
格闘技の訓練をするシーンで
モーフィアスが言ったセリフ。


↓モーフィアス


重要なのは考えることではなく、感じること。

        ↓

何者かになろうとするな、すでに持っている。


つまり、答えはいつも自分自身にあって、
自分を信じ抜く力があれば
どんな壁も越えられるということ。


ネオは残酷な仮想現実世界を知ってから
一時的に苦しみを味わうんだけど、

その後、訓練をして
どんどん強くなっていく。


「できる」っていう思い込みの自信が
めちゃくちゃパワーを発揮する時って
あるよなーと思った。


「あれ?自分、意外と出来るじゃん。」
みたいな感覚。


結局、このマインドがあれば、
人間できないことの方が少ないんだよなと思う。


だから、自分を信じ抜く力は
すごい大事なわけだ。



君にその時がきたら、銃弾をかわすまでもない。


これもモーフィアスが言ったセリフ。


モーフィアスがネオに、
マトリックスに存在する
エージェントという男(敵)の強さについて
説明するときに言ったセリフ。


君にその時がきたら、銃弾をかわすまでもない。


エージェントはとにかく強すぎて、
これまで誰も立ち向かうことが出来なかった。


けど、エージェントの強さは、
マトリックスのルールを越えられないから
ネオは勝てる。とモーフィアスは伝えた。



つまり、ルールや常識なんてあっても、
銃弾そのものを止めるというルールを
自分自身で作ればいいのだ。

っていう意味。

悟りを開けば、常識なんて覆せるんだ。
っていうメッセージ性がすごく響いた。




道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ。


これもネオが強くなるための訓練中に
モーフィアスが言ったセリフ。

There is a difference between knowing the path and walking the path.      

道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ。


これは、

学びと実践はちがう

ということを意味している。


これは共感でしかない。


新しいことを学んでいると
今まで知らなかった世界を
知ることになるから、
すごく成長した気分になる。


たしかに、
知っていると知らないのでは、
そこには雲泥の差があるのは
まちがいない。


けど、結果を出すには、
勉強するだけではダメで
やはり実践が必要だということ。


昔、私はなんでもかんでも
全部学び終えてから実行したいと
思っていたんだけど、
それだと遅いってわかった。


結局、どんなに素晴らしい戦略や戦術を
学んだところで、外に出さなきゃ始まらない。


学びながら同時にアウトプットした方が
成長スピードは速いし、
当然、結果は早く出る。


「とにかく実践」っていうスタンスは
これからも大事にしたい。




最後に|不完全な世界だからこそ良い。



総合して、マトリックスは、
起業家として
必要不可欠なマインドを学べる
これから何度も見たいと思える映画だった。




思考の抽象度を上げて
内容を落とし込むと、

今後、自分が向かうべき
ベクトルを正してくれる

そんな勇気を与えてくれる内容でもあった。



正直、内容をすぐ理解するのは難しい。


けど内容が分かると、

IT化社会によって人類がロボットに
支配されることを具現化した発想や

含みをもたせたセリフ、

仮想現実世界という未知な世界を
題材にして伝えたかったメッセージ性など
めちゃくちゃ良い映画だった。


仮想現実世界はSFちっくな話ではなくて、
量子力学などでも証明されているから
本当のところは分からない。



けど、私が思うのは、

仮想現実世界だからこそ
「思考が現実化する」

ということ。


信じ抜く力がまさにそれだ。


マトリックス2で話されているけど、
人間は完璧な世界だと満足しないんだよね。


不完全だからこそ、
生まれる感情や価値観はたくさんある。


悲しさを知っているから嬉しさがある。
悔しさを知っているから喜びがある。

挫折があるから夢がある。
絶望があるから希望がある。



これらはまさに、
不完全な世界が生み出した
感情だと私は思う。


こういった不完全さがあるから、
思考する理由があるし、
自分という存在の意義を知れる。



そして、マトリックスでも強く伝えている
「自分を信じ抜く力」というのは
ロボットには決して出来ないことだ。


仮想現実世界と知った上で、
人生をどう楽しむかという生き方を
私はしたくない。


常識やルールなんて、
どんどん破壊していきたい。


自分の人生を良く出来るのは
やっぱり自分自身なんだから、
どんどん新しい道を切り開いていこう。

と思ったのでした。



色々と考えさせられる
すごく学びになる映画なので
超おすすめです。



では、今日はこのへんで。