わたし:
「今ちょうど財布に9万ならあるんですけど、9万じゃダメですか?」
エルメスの店員さん:
「え・・・?」
こんにちは、ヒカリです。
先日、銀座にあるハイブランドで
値引き交渉をしてきました。
たぶんこれを読んでいる人は、
「は?」って思いますよね。笑
けど、ちゃんと理由があって
大真面目にやってきました。
詳しくは後ほど話しますが、
自分の弱さに直面して
泣いて悔しんだわたしが
ここで自分を変えなきゃ、
この先も一生変わらない!
と思い、別人に生まれ変わるために
自分が絶対にできないと思うことを
勇気を出してやってきました。
今回、値引き交渉を
実施したハイブランドは、
グッチ
ルイ・ヴィトン
エルメス
この3つです。
結論から言うと
値引きはできませんでしたが、
心の奥底にあった
闇のマインドブロックが破壊されて、
自分を大きく変えられました。
無敵の自信も手に入れました。
それだけじゃなくて、
後日、尊敬する先輩経営者の人たちから
「あれ?一皮剥けたね。」
と言われるほど、
自分の発言や行動が変わりました。
今回の記事では、
自分の弱さと真剣に向き合ったわたしが
ハイブランドでの値引き交渉によって
めちゃくちゃ成長を実感した話を
備忘録として残しておきます。
一見、理解不能な行動だと思いますが、
この記事を最後まで読んでもらえれば
このぶっ飛んだ行動をする意味がわかると思います。
ハイブランドで値引き交渉することに至った経緯|自分を変えたいけど変えられない葛藤
まず最初に、
今回なぜハイブランドに
値引き交渉しに行ったか?
という経緯を話しますね。
それは値引き交渉を実施する
一週間前の出来事でした。
その日は、都内某所の喫茶店で、
月収300万を稼ぐわたしの師匠と
その教え子(この人も月収200万ぐらい)
と3人で勉強会をしていました。
現状のビジネスの報告をしたり、
新しい企画案を出したりと
その時間を楽しく過ごしていました。
けど、ステージの高い彼らと
一緒に同じ時間を過ごしていると
自分にグダが発生していることに気づきました。
今回の記事でいう “ グダ ” とは、
反射的に「行動を拒否してしまう姿勢」のことです。
とっさに行動を躊躇してしまうとか、
そんなイメージです。
この時、喫茶店で気づいた
わたしのグダは大きくは2つありました。
①自分を大きく見せようとして、
素直にわからないことを聞けないグダ
②自分のできないことを反射的に逃げて、
自分ができることを優先しようとするグダ
まず、1つ目のグダ。
自分を大きく見せようとして、
素直にわからないことを聞けないグダ
です。
これはステージが高い人たちと話すと
気づかないうちに構えている自分がいました。
例えば、
その時ある有名な発信者の
マーケティングについて話していました。
〇〇さんって
教育のコンテンツ販売をしているけど、
市場でそれを求めている層にとって
コンテンツの質が明らかレベル高いよね。
ターゲット選定ミスってない?
難しいことをすべて省いて簡単に言うと
こんな話をしていました。
わたしは彼らの会話を聞きながら、
「現状それで売れているなら良いんじゃない?」
と心の中で思っていましたが、
スゴイ人たちを目の前にすると、
「自分の発想がしょぼいって思われたくない。」
そんな要らない見栄っ張りが発動して、
発言に躊躇していました。
その議題になっている答えが
どうかなんて誰にもわからないのだから
思ったことを言えば良いのに、
「それはありますね。」
とか超生産性のない返答をしていました。
雑魚すぎるぞ、自分・・・。
これが一つ目のわたしのグダです。
2つ目のグダは、
自分のできないことを反射的に逃げて、
自分ができることを優先しようとするグダ
です。
これは多くの人が持っていると思いますが
行動を「自分ができること基準」で
優先してしまうことです。
喫茶店では、
わたしの新しいビジネスの企画について
師匠たちからアドバイスをもらっていました。
師匠:
「ここのプラットフォーム上で
〇〇〇の企画をやったら良いよ。」
わたし:
「あーそれ超良いですね!」
数時間後・・・・
わたし:
「△△△の企画で進めていこうと思うんですけど、~~~って。」
師匠:
「え?なんで〇〇〇の企画やらないんすか?」
本来であれば、
すでに成功している人たちから
教わったことをそのまま
実行すれば良いだけなのに、
自分で気づかないうちに
自己流を入れていました。
わたし:
「あ。えっと、その企画やろうと思ったんですが
△△△の方が~~~~。」
師匠から言われた企画の内容が
自信を持って実施できなかったので
反射的に逃げてしまい、
自分ができる企画を
優先しようとしていました。
ここで師匠たちに、
わたしの弱さを指摘されました。
自分では気づけなかった弱さを
指摘してくれる環境は
本当にありがたいことです。
けど、その反面、
自分の弱さに直面して、
めちゃくちゃ悔しい思いをしました。
二人と別れた後、
電車に乗って自宅に向かっている時、
自分への悔しさがどんどんこみ上げてきました。
何で教えられたこと素直にできないの?
何で逃げた?
わからないこと素直に聞けなかったり、
思ったこと発言できないとか
レベル低すぎじゃない?
強がって自分を大きく見せたところで、
まじで意味ない。
何も成長しないじゃん。
こんなことを電車に乗りながら、
自分に投げかけていました。
すると、できない自分への
悔しさと怒りが大量に出てきて、
電車の中でボロボロと涙が出ました。
(あーやばい。)
涙出てきた最悪だああああ。
マスク越しで泣いているのを
周囲にバレたくなくて、
必死で鼻をすするのを我慢してました。
思い返せば、
自分では気づかなかったけど、
反射的に苦手なことを逃げてる部分は
この他にもたくさんありました。
例えば、
まったく知らない人に話しかけたり、
他人に小さなお願い事をするのとか
わたしは超苦手でした。
実際に、この日入った喫茶店は
ルノアールという店だったんですが、
あーいった静かな空間だと
師匠みたいに店員さんを
大きい声で呼ぶとかできませんでした。
店員さんに写真を撮ってもらった時も、
明らか撮影技術がイマイチだったのに
撮り直しをお願いすることもできませんでした。
うわあああああああ、何これ。
雑魚すぎ。
なんで、こんな簡単なことができないんだあああああああああああ。
電車の中で
泣きながらこんなことを思い、
自己嫌悪になっていました。
普段、発信では堂々としてるくせに、
リアルの自分しょぼすぎ。
これにずっと慣れて過ごしてるんだから
ここで変わらないと、この先も一生自分を変えらない。
・・・・・・・。
自分を変えなきゃ!!!
自分の弱さに直面した後、
わたしは決意しました。
後日、わたしのグダについて
師匠と話していたら、
こんなことを言われました。
師匠:
「ヒカリさん。
自分を変えるために
何かぶっ飛んだことしてきてください。」
わたし:
「自分を変えたいです。何すれば良いですか?」
師匠:
「そうだなー。じゃあハイブランドに
値引き交渉しに行ってきてください。」
わたし:
「え????ハイブランドにですか?」
師匠:
「そうです。」
いやいやいやいやいやいやいや。
ちょ、待って。
そんなの出来るわけがない。
値引き交渉なんて絶対無理だよ!
てか、ハイブランドって
そもそも値引きしないよね?
門前払いされるだけだわ。
やって何の意味があるの?
と、最初はこんな思いでした。
けど、偶然その時、
ビジネス仲間たちとズームで話していて、
彼らがぶっ飛んだことを
やってきたストーリーを聞きました。
教育系の発信をしているNくん。
この人は昔は人に道を聞けないほど
コミュニケーションが苦手な人で、
それもあって明るくてコミュ力がある
イケイケの人たちが大嫌いだった。
けど、その壁を突破するために
クラブの中心で一人で踊ってみた結果、
イケイケな人たちが良い人だとわかり、
それを機に人との絡みが得意になった話とか。
もう一人は、
マーケティングの専門家のHくん。
この人はブラック企業によって
自分の人生に絶望していた時に
ホームレスのおじさんと
外でカップ酒をかわしたそう。
そしたら、そのおじさんから
「自分の道を生きていく大切さ」を学び、
周りからどんなに批判されても
自分のやりたいことを貫く人生を送る!
と決意できた話とか。
ぶっ飛んだ経験をしたことによって、
まるっきり新しい世界が見えた。
と、その二人は言っていました。
「一見、それ意味ある?ってことが
化けるきっかけになるよ。」
そう言って、
わたしの背中を押してくれました。
それでもすぐに、
ハイブランドに値引き交渉することを
決めることはできませんでした。
グダヒカリ:
「どうしよ、どうしよ、ホントにやる?」
新ヒカリ:
「さっさと、やるって宣言しろよ!」
グダヒカリ:
「けどさ、変な客に思われるよね。」
リアルに天使と悪魔みたいな自分が
頭に浮かんできて、
すぐに踏み出せませんでした。
けど、「今の自分を変えなきゃ!」
とあの時電車で泣きながら
強く決意したのを思い出し、
「11月30日の月曜日にハイブランドで
値引き交渉しに行ってきます!」
と、師匠にメッセージを送って、
実行することを決めました。
宣言した時のメッセージです。
↓↓↓
ハイブランド値引き交渉当日:道端でウォーミングアップを始める
値引き交渉を実施する当日。
15時ごろ、わたしは銀座に着きました。
A12番出口を出て、
一発目に行こうと決めていた
グッチがどこにあるのかを調べました。
グーグルマップで検索と・・・。
グッ・・・・(ブルブルブル)
やばい。
検索をする手が震える・・・・・。
体験したことない想像もできない
未知の世界にこれから挑むことに、
不安と恐怖で押しつぶされそうでした。
けど、仕切り直して目的地を調べ、
すぐにグッチを見つけました。
ドキドキドキドキ。
緊張がやばい。
さっそくグッチに恐る恐る近づいて行きます。
が、しかし、普通に素通りしましたw
あーーーーーー、やばい。
まじで行けないよ。
どうしよおおおおおおおおお。
緊張しすぎてどうしようも無かったので
なんとかこの緊張をほぐすために
ウォーミングアップをしようと思いました。
「そうだ、誰かにお願いをしてみよう。」
交渉というのは、
テクニック的なことをすべて省いたら
要は「お願い」です。
だから、道を歩いている人に
まず小さなお願いをしてみよう!
と我ながら、
超真面目に考えた発想でした。笑
とは言っても、
リアルのわたしはかなり人見知りです。
交流がある人ならまだしも、
まったく知らない人に
話しかけるとか超嫌だし、苦手です。
スタスタスタスタ・・・・・・・
スタスタスタスタ・・・・・・・
早歩きで歩いていく人たちを止めて、
声をかけることがなかなかできません。
(はよ!ここで時間使ってる場合か!)
思い出すと笑ってしまいますが、
周囲5メートルくらいを
一人で10分くらいウロウロしてました。笑
で、やっとの思いで、
30代くらいの女性に声をかけました。
「あ、あのすいません!
有楽町の駅ってどこですか?」
(有楽町の駅はすぐそこに見えているw
だから変な人って思われたかもw)
それでも、女性は優しく教えてくれた。
「大通り出て右側歩いていくと着きますよ♪」
(や、やさしいいいいい。感動。泣)
「あ、ありがとうございますっっっ!」
とお礼を言い、すかさず小さなお願いをしてみました。
「あの、今って何時か教えてくれますか?」
これには女性もちょっと
(・・)?←こんな顔してたけど、
時計を確認して教えてくれました。
「15時15分ですよ♪」
その女性とは、その後すぐにお別れをしました。
これでひとまず値引き交渉前の
ウォーミングアップが終了しました。
値引き交渉にはほど遠いですが、
この時のわたしと言ったら、
「っしゃ!第一関門突破!!!!!!」
みたいな感じで
小さな達成感さえ感じていました。笑
よし、次こそ行くぞーーーーー!
グッチーーーーー!!!!!!!
そう決心して、グッチに向かっていきました。
いざ、グッチ・ヴィトン・エルメスで値引き交渉へ!
一発目はグッチに入りました。
ちなみに今回値引き交渉しに行ったのは
すべて直営の路面店に入ったのですが、
これはわたしの人生で初でした。笑
これまで百貨店に入ってるショップは
何回か入ったことがありましたが、
ドアマンがしっかりいる路面店は初でした。
あと単純にそこまでハイブランドに
興味を持ったことがなかったので、
めちゃくちゃレアな経験ができました。笑
ということで、お待たせしました。
ようやく入店です。
グッチのドアマン:
「いらっしゃいません。
本日お探しのものはありますでしょうか?」
わたし:
「カ、カードケースです!」
すると、
すぐに一人の女性の店員さんが
わたしの担当としてついてくれ、
接客をしてくれました。
店内はシックな外装と比べて、
ポップな洋楽が流れていました。
おおおおおおおおお、高級感。
すげええええええ。
店員さん:
「今日はどんなカードケースをお求めですか?」
わたし:
「SUICAとかを入れるのがほしくて、
表面からカードが見えるのとかあれば良いです!」
すると店員さんが
候補の商品を3つ出してくれました。
商品の説明や魅力を伝えられた後に
気に入った商品の値段を聞くと、
「3万8千円」とのことでした。
(よし、今だ!値引き交渉だ!)
わたし:
「なるほど。ちなみに・・・、
これって安くなったりしますか?」
(よし、言えた!)
グッチの店員さん:
「いえ、正規品を扱うグッチの店舗では
セールなどは一切やっておりません。
申し訳ございません(^^)」
と普通にニコニコしながら
答えられて終わってしまいました。
(ん?なぜ、こんなにも普通なんだ?)
(あ、しまった。)
ここでわたしは交渉の仕方が
ミスったことに気づきました。
「これって安くなったりしますか?」
のわたし交渉は、
↓↓
「今後、安くなりますか?」
のただの質問にとらえられてしまったのでした。
ここから値引き交渉に
挽回することがまったく出来ず、
「値引きはならないんですね。」
「難しいんですねー。」
とかよく分からない同調をしてしまい、
一発目の値引き交渉は完敗でした。
(あああ、交渉すら出来なかった。泣)
値引き交渉ではなく、
ただの質問をしたって感じでした。
グッチを出た後、
不完全燃焼感がやばかったです。
一発目ということもあり、
お店の高級感と接客対応の質に
完全に飲まれてしまったのでした。
むなしく完敗でした。
グッチを出てすぐさま
師匠に状況を報告したら、
「あー、ぜんぜん殻破れてないすね。笑
もっと頭おかしい客を演じましょう」
「本気で別人にならなきゃ、
今の自分は変えられないですよ。」
などとアドバイスをもらい、
次のルイ・ヴィトンに向かいました。
(どうやったら値引き交渉できるんだ?)
ルイ・ヴィトンに向かってる途中、
値引き交渉ができなかった原因を探して
仮説をいくつか立てていました。
交渉感を出せなかった原因:
「安くなりますか?」
「安くなりませんか?」
この言い方だと、
相手に自分が伝えたいことを理解してもらえない。
じゃあ、どうしら良いのか?
↓↓
仮説:「この商品、いくらいくら~になりませんか?」
この言い方に変えたら、
相手は値段交渉をしてることに気づくはず。
具体的に金額をこっちから提示してみよう!
あと、もっと大きい声で堂々と話そう。
自分のグダ解消でやっているのに
苦手なことを避けていたら
結局変われないままで終わっちゃう。
グッチの反省点を生かして
頭の中ではこんなことを考え、
次に実行することを決めました。
さっきより大きい声で話して、
具体的に金額を提示して交渉し、
2回、値引きのお願いをしよう!
そして、二店舗目のルイ・ヴィトンに着きました。
入店します。
中に入ると、ヴィトンを象徴する
オレンジの暖色系の明かりが
店内を照らしていました。
グッチとはまた全然ちがった
店内の雰囲気が魅力的でした。
ヴィトンに入って面白いなと思ったのが、
担当につく店員さんが準備できるまで
自由に店内を見れないことでした。
ヴィトンのドアマン:
「担当スタッフが準備できるまで、
こちらで少々お待ちください。」
2分ほど、わたしは店頭で待っていました。
(なぜ店内を自由に見させないんだろ?)
(最初から担当つけた方が信頼が生まれて、
購入率高くなるのかな・・・?)
(一回で購入まで至らなくても、
商品の魅力を知ってもらうことを
大切にしてるのかもな。)
そんなことを考えていたら、
女性の担当の方がついてくれました。
ヴィトンの店員さん:
「本日は何かお探しでしょうか?」
わたし:
「小さめの財布が見たいです。」
ヴィトンの店員さん:
「小さめの財布ですね♪それではこちらにどうぞ♪」
その後、グッチと同じように
候補の3つの商品を出してもらい、
商品の説明をしてくれました。
1つ好みのものがあったので、
値段を聞いたら「7万8千円」とのことでした。
わたし:
「7万8千円ですね。なるほど。」
(いけ!大きい声で具体的に金額を交渉しろ!)
わたし:
「これって、7万に値引きできませんか?」
今回は、かなりハキハキした
大きい声で言うことができました。
隣にいたお客さんも
こちらを振り向いてました。笑
すると、
店員さんは少し慌てた様子で、
「お客様、申し訳ございません。
値引きはどこの店舗でも
一切やっておりませんでして。」
と言われました。
(もう一度交渉しろ!)
(お前はヒカリじゃないぞ。)
(別人になれ!)
(ここで負けたらさっきと一緒だぞ!)
心の中で自分でむちゃくちゃ叫んでいて、
ひと呼吸置いてさらに問いかけました。
わたし:
「今ちょうど財布に7万あるんですけど、7万になりませんか?」
(い、いえた・・・・!)
さっきのグッチの店員さんとは
明らかに反応がちがいました。
店員さんはわたしの発言に
ポカーンと驚いている様子でした。
( ゜Д゜)
しかし、店員さんはすかさず、
「ヴィトンの商品の価値は~~」
と価値の話をはじめ、
値引き交渉に対応していました。
ここはプロの接客対応に
感心してしまいました。笑
(いかんいかん。交渉する側だぞ。)
わたし:
「いま他のブランドと見比べていて、
断トツこのタイプが可愛いんですが
あとは値段だけです。」
ヴィトンの店員さん:
「値段は可愛くないですよね。
ご希望に添えず、申し訳ございません。」
こんな感じで、
ヴィトンへの値引き交渉は終わりました。
店内を出た瞬間、
別人になりきったせいか
どっと疲れが出ました。
けど、達成感に満ちていました。
はあああああああ、ちゃんと交渉できたぞ。
声も大きくして話せた。
なんなら隣のお客さん振り向いてたな。笑
グッチを出た時とは
まったく異なる達成感を感じました。
段階的に成長する姿を
自分自身で感じられた瞬間でした。
「よし、最後はエルメスだ。」
しかし、精神をだいぶ消耗したので
一旦カフェで休憩をはさんでから
次に挑むことにしました。
で、先に言っておくと、
エルメスはかなーり苦戦しました。笑
店内から感じられる空気感とゆーか
言語化するのがむずいですが、
新たな試練を感じた場所でした。
グッチ、ヴィトンより
明らかに格上感がすごい。
けど、結果的に、
エルメスの値引き交渉によって
わたしは自分を大きく変えることができました。
では、ラストのエルメス入店です。
まず店内に入った瞬間に
めっちゃ良い香りがしました。笑
これがエルメスかあああああ~。
BGMは上品な落ち着いた感じで、
グッチ・ヴィトンとは
これまた異なる雰囲気を感じました。
で、中に入ってさっそく
ビックリしたのが、
なんと放置プレイをされたことです。笑
グッチ、ヴィトンでは、
入店と同時に必ず接客がついたのに対し、
エルメスはぶらぶら商品を見ていても
声すら掛けられませんでした。笑
あれ?やばい・・・・・。
もしや見た目から相手にされてない?
はじめ、こんなことを思い
苦戦しそうと思っていましたが、
10分後ぐらいに
案内係のスタッフさんが近づいてきて、
「現在、接客担当がすでに
全員ついてしまっているので、
5分ほどお待ちいただけたら
接客は可能でございます。」
と言われました。
一瞬、
「あ。じゃあ帰ろうかな。」
と思いました(笑)
けど、ぐっと逃げようとする自分を
引っ張り出して、
「わかりました。そしたら待ちます。」
と答えて接客を待つことにしました。
すぐに対応についていた接客担当が
ほぼ全員終わった様子で、
女性の店員さんが
担当についてくれました。
事前に案内係のスタッフの人に
「カバンにつけるストラップを探しています。」
と伝えておいたので、
担当の女性はすでに商品を
いくつか用意してくれていました。
さっさと交渉をしようと
「これはいくらですか?」と聞くと、
エルメスの店員さんは、
「9万5千円です。」と答えました。
ヴィトンで交渉に慣れたわたしは、
すぐに交渉を始めました。
わたし:
「いま9万ならあるんですけど、9万になりませんか?」
エルメスの店員さん:
「え・・・・?」
店員さんは一瞬、
「なんだ、この客?」
という反応を見せましたが、
今までの店員さんとはちがい、
それはそれは強めにハッキリと
「エルメスは全店舗、
値引きはやっておりません。」
と言われました。
(お、ちょっと冷たい。)
このエルメスの雰囲気のせいか、
店員さんに恐怖さえ感じましたが、
わたしは続けて
「500円とかの値引きもダメですか?」
と言ってみました。笑
そしたら店員さんは、
「出来ませんね。申し訳ございません。」
とまたハッキリと断られました。
で、結局さいごには
わたしが9万ならあると言ったからか、
「良かったらまた別の日にいらしてください♪」
と優しく強くズバッと断られました。笑
さすがにこれ以上交渉すると、
隣にいた男性店員が
入ってきそうだったので
ここで交渉を止めました。
で、ラストなので、
何かこの店員さんにお願いをして帰ろう。
そう思い、
店内で写真を撮ってもらいました。笑
前に師匠と行ったルノアールでは
写真がイマイチでも
もう一度撮ってほしいと
ビビって言えませんでした。
ですが、
今回は勇気を出して言えました。
「あの、もう一度撮り直してもらえますか?」
何も買ってないし、
なんなら値引き交渉したのに
写真を2枚撮ってもらいエルメスを出ました。
(サービスの質がすばらしかった。)
エルメスを出た瞬間、
自分のグダを克服できたことが
めちゃくちゃ嬉しかったです。
「完全に別人を演じられたぞ!」
「しつこく交渉したら、ズバッと断られた!」
「さいご、しっかりお願いもできた!」
これはやった当人しか
分からない感想ですが、
とにかく自信に満ち溢れていました。
だって、つい2時間前とかは、
人に道を聞くことさえビビッていた人間が
ハイブランドに値引き交渉をしたんです。
「値引き交渉なんて無理に決まってる。」
やってもいないのに
そう発言していた自分が
本当に小さく見えました。
実際にやってみたら
ちゃんと堂々と交渉ができて、
驚異的な自信を得られました。
「出来ないことなんてないんだ!」
「なんでもやれば出来るんだ!」
これを体感した瞬間でした。
ハイブランドの値引き交渉で学んだこと:人は自分の限界を決めつけている
こうして、超一大イベントだった
ハイブランドの値引き交渉が終わりました。
さいごに、この経験を通して
わたしが学んだことを話して
終わりたいと思います。
世の中には当初のわたしのように、
自分の弱さに直面して
自己嫌悪になる人がたくさんいます。
わたし自身も電車の中で、
「ああああああ、自分しょぼすぎ。」
「なんで出来ないんだよおおおおお。」
と、自分を変えたいけど変えられない、
この葛藤に本気で涙を流しました。
あの悔しい気持ちは
たぶん一生忘れません。
てか忘れてはいけないと思ってます。
で、今回の経験を通して学んだことは、
自分を変えるには、
自分が絶対にできないと思うことを
率先してやってみるのが超大事ということです。
それは、言い換えれば、
「今の自分に期待をしてはいけない。」
ということです。
人はこれまで積み上げきたものを
否定したくありません。
お金や時間をかけてきたことであれば、
なおさらそう思うはずです。
だから、今の延長線上で、
何かきっかけがあれば
変われるんじゃないか?
と思ってしまいます。
けど、わたしが思うのは、
現状上手くいっていないのであれば、
同じ頭脳で考えたところで
抜本的な解決にはならないということです。
自分を変えられないのは
自分のままだからであり、
どれだけ現状の自分を手放して、
今までとはちがう行動を起こすかが重要になってきます。
そもそも人は、
勝手に自分の限界を決めつけています。
「ヴィトンは値引きに応じない。」
これはわたしが勝手に決めつけていた妄想です。
今回は実際にそうでしたが、
この事実を自分で確認しなければ
本当のところはわかりません。
値引き交渉しに行く前は、
「ハイブランドへの値引き交渉なんて
やって何の意味があるの?」
と思っていましたが、
今であればやるべき意味がわかります。
無理だと思っていたことも、
実際にやってみたら交渉ができて、
「こんな自分でもやれば出来るんだ!」
という圧倒的な自信がつきました。
あと、きっとこの新たな自信が
自分の発言や行動に
表れるようになったのか、
後日、尊敬する先輩経営者たちに
「あれ?なんか一皮剥けたね。」
と言われるようにもなりました。
年収数千万を稼ぐ成功者の人に、
「最近エルメスに値引き交渉しました。」
と言うと、
「面白いことしたね。話聞かせてよ。」
と関心を持ってもらえるようにもなりました。
自分の限界を決めつけて
無理だと思ってやらないのは
本当にもったいないです。
やって確かめないと
本当の事実はわかりませんし、
自分の常識も変えられません。
常識というのは
99%の一般人の意見であり、
それはこの人たちの共通認識です。
逆に、本当の成功者というのは、
世の中に1%しかいないと言われています。
で、そういった成功者の人って
ぶっ飛んだことしまくっていますよね?
けど、それはこの人たちの常識であって、
成功者たちの共通認識です。
99%の人間と同じことをしていても
成功できないのがこの理由です。
わたしはまだこの大多数の認識である
常識の壁をすべては壊せていませんが、
今回の経験で新しく得られた世界を
わたしの新しい常識にしていくつもりです。
そして、どんどん自分の限界を越えて、
成長しまくっていきます。
今回の記事をきっかけに
一緒に自分を高めていく仲間が増えれば、
わたしは最高に嬉しいです。
無理なこと
出来ないことなんて
絶対にありません。
ぶっ飛んだ人生にしていきましょう!
では、今日はこのへんで。
私はつい数年前までは
とある会社の営業マンとして働いていましたが
あまりの辛さに我慢できず
逃げるようにして会社を退職しました。
「自分の人生このままでいいのか?」
これを帰宅途中に何百回考えたことか・・・
人目ばかりを気にする自信のない私でしたが
ネットで起業をした結果、
3ヶ月で月40万を達成
9ヶ月で月128万を達成
15ヶ月で月200万を達成
その数ヶ月後には
250万、290万….と
どんどん売上を伸ばしていきました。
今では会社に勤めず
ネット一本で生活しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━
知識・経験などまったくゼロだった私が
どうやって自由になったのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━
こちらについては
で詳しく解説しています。
一昨日スタートした3日限定ヒカリさんを知り、夢中に貪るように読んでしまいました。私もあるプログラムを通して自分の弱さと真剣に向き合ったことがあったのですごく共感しながらあの時の恥ずかしさや震える体やあの感情をありありと思い出しながら読ませていただきました。
私は竹下通りでありえない格好でありえない人たちとパフォーマンスして、よっぽどのことはできるようになり人が変わったと仲間にも言われたほどでした。
私もここで自分を変えなきゃ、この先も一生変わらない!そんの想いで飛び込んでやりきってきました。あの後の感情は今も忘れません。
そのあと未経験からプロモーションをプロデュースして1週間で稼いだこともない3000万というお金を得ることに繋がりました。
意味のないことをやるわけですけど、もっと深い意味、人生をも変える意味ってありますよね。ほんとこんな自分でもやればできるという大きな自信になりました。
最近また安全運転し始めていてグダグダし始めていたのでヒカリさんのご縁でまたスイッチが入りました。ありがとうございます。今後の発信も楽しみにしております。そして改めて限界に縛られず成長していきます。